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「東京タワー」を見ました

 
       
   

 いつもこのコーナーをご覧いただきましてありがとうございます。ごく一部の方々に大好評をいただいております。私の趣味でやっておりますので、好き勝手な事をお話していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
 ゴールデンウイークも終わりました。皆さん、いろんな所に行かれたと思います。ゴールデンウイークですが、もともとは映画関係の言葉だったんですよ!知っていましたか?そんな訳で、映画を見て来ました。「東京タワー」を見ました。リリーフランキー原作の映画化です。テレビドラマでもやりました。原作を読まれた方、テレビドラマ、映画を見られた方も多いと思います。リリーフランキーと言えば、「おでん君」のイメージでした。「東京タワー」、凄い良かった。そして泣けました。
 映画の主人公の設定が、私とほぼ同年代です。映画を見ながら自分が生きて来た半生と重ね合わせてしまいました。全然違いますよ。主人公と私では。生まれ育った環境も違います。生きて来た生き方も違います。まさにアールデコとアールヌーボー位違います。1番違うのは、主人公にはイラストレーターやDJ他、多才な才能が有ります。私には、特別な才能はまるで有りません。そこが、1番違います。
 映画の内容を少し。主人公の母親が病気になります。オカンと言われています。その病院生活が描かれ、そして亡くなります。途中から私は、涙が止まりませんでした。私は、二年程前に母を亡くしました。それを思い出してしまいました。映画を見てオカンは幸福な人生を過ごしたと思います。経済的苦労や身勝手な亭主がいて。でも最後までその亭主を愛していて。なにより愛する息子に看取られて旅立ちます。途中からオカンと自分の母親と重ね合せて涙が止まらなくなりました。オカンは幸福だったなー。私の母親は幸福だったのかなー?そう考えてしまいました。私の家庭の話を少し。兄が大学三年、私が大学二年の時に父が他界しました。父方の祖母が同居していました。それが、全て母の肩に掛かったのです。今考えても大変だったと思います。息子二人は、出来が悪いし姑は身勝手だし。自分の母親ながら立派だったと思います。兄は別に家庭を持ち、祖母も98歳で大往生します。後、私がどうにか為ればという所で病に倒れます。オカンと母親が重なってしょうがありませんでした。もっと、どこかに連れて行ってあげれば良かった。もっと、美味しい物を食べさ せてあげれば良かった。そう思った所で二度と叶わない事です。涙が止まりませんでした。映画とは別に自分の世界に入ってしまったのかな。映画が終わった後、少し席を立てませんでした。私は、もう両親がおりません。親孝行したい時には親は無し。そういうもんですね。
「東京タワー」、お勧めです。次回もお楽しみに。

 
         

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