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 ブレゲ 
       
   

今回は前回からの振りがありますので「ブレゲ」のお話をしたいと思います。 ブレゲ、アブラアン・ルイ・ブレゲは時計マニアの方であれば誰もが知っている名前だと思います。時計の歴史を 2 世紀早めたと言われている天才時計師で彼なくして機械式時計の歴史は語れないといわれています。ブレゲが発明した物にミニッツリピータ、衝撃吸収装置、ブレゲひげゼンマイ、トゥールビヨン機構、スプリットセコンド、クロノグラフ等があります。デザインでもブレゲ針、ブレゲ数字、ダイヤルのギョーシェ彫り等があります。ブレゲの顧客は当時貴族達でした。いちばん有名な時計はマリー・アントワネット王妃の注文で生まれた超複雑懐中時計「マリー・アントワネット」です。ただ、完成前に王妃はこの世を去りました。王妃が言った「パンが食べれないのならお菓子を食べればいいのに」という言葉が残っていますが、甘い物を食べ過ぎて糖尿病になってこの世を去ったのではなく、ギロチンの露と消えたのです。その「マリー・アントワネット」は盗まれてしまったそうです。人類の宝とも言えるものが、一つ消えてしまったのです。 ブレゲは、一時活動を休止していました。フランスの宝石商ショーメがダニエル・ロートを招いて復興され、現在はスウォッチの傘下となり、天才時計師の名を伝えています。ブレゲの素晴らしい点は例えば針の仕上げにあります。時計の針は細心の注意をこめた研磨作業と拡大鏡による何回もの検査を経て最終的な形が完成します。その後の青色仕上げと呼ばれる熱処理が行われるのです。手作業で、熟年した専門家が行いますが、それでも満足の行くものは 100 本のうち何本もないそうです。その満足行くものだけを使用するのです。文字盤は金の表面にギョーシェ彫りを手作業で施されています。ブレゲの場合はギロッシェ模様と呼ばれています。その他にも気の遠くなるような作業を経て 1 本の時計が完成するのです。でも、何よりも素晴らしいのは「ブレゲ」を持っているという満足感です。誰かがブレゲを持つことはブレゲの頭脳を持つことと同じだといっていました。パテックとはまた違う満足感があるのです。持つ人を満足させるそれがブレゲの本当の素晴らしい点です。当社でもブレゲを扱っています。是非、あなたも 1 本の最高の満足を手にしませんか。お待ちしております。

 
         

Marubishi shokai co.ltd