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 七宝文字盤 
       
   

今、知人が新婚旅行でイタリアに行っています。ゆっくりと観光がしたいのでイタリアだけにしたそうです。私も、イタリアがいいよと強く押したのもありますけど。イタリアと言うと何が浮かんできますか?私は「ローマの休日」のイメージがとても強いのです。知人にもローマへ行ってスペイン広場でソフトクリームを食べて来てと伝えたら、奥様に“ジェラートでしょ”と言われてしまいました。あと、ローマへ行ったら「サンピエトロ寺院」のシスティーナ礼拝堂に行って、ミケランジェロの絵を見てきて欲しいですね。天地創造の絵を眺めていると天使の鐘の音が聞こえてくることでしょう。この音はまるでミニッツリピーターの気高い気品に満ちた音色のように… ローマまではなかなか行けないという方に朗報があります。以前にユリスナルダンについて少し書いたことがありますけど、ユリスナルダンはコンプリケーションとは別に「クロワゾネ」が有名です。クロワゾネとは、七宝文字盤のことでその美しさは表現し難いものがあります。七宝の歴史としては、遠くローマ帝国時代までさかのぼる必要があります。七宝はシリカからなるガラス質であり、赤はカリウムにより作られます。原料の生成工程は安定させる要素として、石灰あるいはマグネシウムのシリカを主成分として混ぜられる。融材(カリウム・ナトリウム)が溶ける際に原料に加えられる。色の生成は、様々な酸化金属によって得られる。黄色・緑・茶色は鉄から、黒・紫はマンガンから、青・緑・赤は銅から引き出される。 色の種類と色合い(不透明、透明、半透明)は、上記原料から慎重に選ばれ融合物として混ぜる割合によって決まってくる。七宝のタッチはいつも出来上がるまで分からない。完璧な七宝の仕上がりは細心の作業が行われた結果として出来上がる。ユリスナルダンには素晴らしい青色のサンマルコ・クロノメーター、有名な帆船に限定品3部作の中のテリリウムを飾る世界地図、世界の有名な建造物などがあります。 今当社には、サンマルコ・クロノメーターのクロワゾネ、ローマ・サンピエトロが店頭に並んでおります。普段なかなかお目にかかることのない、ユリスナルダンのクロワゾネ。ご覧になるだけでも、一見の価値があると思いますよ。

 

 
         

Marubishi shokai co.ltd